
「腰が痛いから、腰を揉んでもらう。」そんな経験はありませんか?
その場は楽になっても、しばらくするとまた重くなる。慢性的な腰痛でお悩みの方から、よく伺うお話です。この記事では、慢性腰痛に悩んでいたSさんの実例とともに、腰だけでなく「背骨全体の動き」に目を向ける理由をご紹介します。
※強い痛みや脚のしびれがある、安静にしていても痛みが続く、転倒やけがの後から痛むといった場合は、まず医療機関にご相談ください。ピラティスは診断や治療の代わりになるものではありません。
ヨガや筋トレでも腰痛を繰り返していたSさん
クライアントSさんは慢性腰痛に悩んでいて、ヨガや筋トレなどをやってみたものの、また痛みが出るという恐怖心から、ご自身では身体を動かす習慣もなくなっていたそうです。そんな中、体験に来てくださいました。
今では、ひどかった腰痛が軽減し、ひどい痛みが出る前にご自身でセルフケアもできるようになっています。
Sさんの慢性腰痛には、腰そのものではなく、背骨全体の動きの悪さが影響していました。上の写真は、リフォーマーで背骨を丸めて脚を上げるエクササイズでの、背骨の柔軟性の変化です。
背骨は24個の骨が連動して動く
私たちの背骨は、首から腰まで24個の骨が積み重なり、前後・左右・回旋とさまざまな方向へ動くようにできています。
本来、歩く・立つ・座る・物を持つといった日常動作では、この背骨全体がしなやかに連動しています。
背骨が硬いと、なぜ腰に負担が集まるのか
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、運動不足によって背骨の柔軟性が失われると、本来は背骨全体に分散されるはずの負担が腰に集中しやすくなります。
例えば、胸のあたりの背骨(胸椎)が硬いと、身体をひねる・反らすといった動きを腰が代わりに大きく行うことになります。股関節が硬い場合も同じように、腰が動きを肩代わりしがちです。こうした状態が毎日続くことが、慢性的な腰痛につながる一因と考えられます。
腹筋を鍛えるだけでは足りない理由
「腹筋を鍛えれば腰痛は良くなる」と思われがちですが、それだけでは十分ではありません。
大切なのは、背骨一つひとつがスムーズに動くこと。そのうえで、身体を支えるインナーマッスルが働くことで背骨が安定し、腰への負担を減らすことにつながります。
ピラティスで目指すのは「動ける背骨」
ピラティスでは、硬くなった背骨を無理なく動かしながら、インナーマッスルを働かせていきます。マシンがスプリングで動きを補助してくれるため、「動かすと痛くなりそうで怖い」という方も、無理のない範囲から始められます。
背骨の柔軟性が高まることで、
- 腰への負担が減る
- 姿勢が整う
- 呼吸が深くなる
- 動きやすい身体になる
- 腰痛の再発予防につながる
といった変化が期待できます(感じ方には個人差があります)。
「また痛くなるのが怖い」方へ
慢性腰痛は、年齢だけが原因ではありません。背骨の動きを取り戻し、身体の使い方を見直すことで、痛みが軽くなる方も多くいらっしゃいます。
ピラティス ルオでは、姿勢や背骨の動き、呼吸、日常の身体の使い方を確認したうえで、その方の状態に合わせてレッスンを進めます。Sさんのように、レッスンで覚えたことをセルフケアとして続けられるようになることも大切にしています。
腰だけを見るのではなく、身体全体のつながりを整えることが、改善への第一歩です。
デスクワークによる首・肩の不調の実例はデスクワークの首・肩こりと腕のしびれ、スタジオについては谷町九丁目のマシンピラティスでご紹介しています。